QuartoのPDF出力で日本語を使う

quarto
CJKmainfontオプションを設定することで、Quartoで日本語を正しく表示する方法を紹介します。
Published

2026-02-03

Modified

2026-02-03

QuartoでPDFを出力する際、デフォルトの設定では日本語が正しく表示されないことがあります。 これは、LaTeXの設定が日本語に対応していないためです。 この記事では、Quartoで日本語を使うための設定方法を紹介します。

PDF出力をするための準備

PDF出力には、LaTexをインストールする必要があります。 公式で推奨されているのはTinyTeXです。

ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールします。

Terminal
quarto install tinytex
NoteLaTeXとは

LaTeXは、高品質な文書を作成するための組版システムです。 特に学術論文や技術文書の作成に広く使用されています。 たくさんのコマンドを覚える必要がありますが、QuartoでPDF出力を行う際は、そこまで深く理解する必要はありません。

Note

LaTeXがインストールされていない状態で、PDF出力を試みると、エラーが発生します。 この時、quarto install tinytexを実行してTexをインストールするようにメッセージが表示されます。

PDF出力にする方法

QuartoでPDFを出力するには、YAMLヘッダーに以下のようにformat: pdfを指定します。

---
title: "ドキュメントのタイトル"
format: pdf
---

このようにすると、QuartoはPDF形式でドキュメントを生成します。 しかし、このままでは日本語が正しく表示されないことがあります。

日本語を正しく表示するための設定

日本語を正しく表示するためには、YAMLヘッダーに以下の設定を追加します。

---
title: "ドキュメントのタイトル"
format:
  pdf:
    CJKmainfont: "BIZ UDPGothic"  # 使用する日本語フォントを指定
---

CJKmainfontには、システムにインストールされている日本語フォントの名前を指定します。 例えば、"BIZ UDPGothic""Noto Sans CJK JP"などがあります。

mainfont: "Font Name"で指定することもできますが、その場合は英字や数字も指定したフォントで表示されるため、注意が必要です。

NoteCJKmainfontについて

CJKmainfontは、LaTeXで日本語を表示するために使用されるフォントを指定するオプションです。 ちなみにCはChinese、JはJapanese、KはKoreanの略です。 これらの言語は文字が多いため、専用のフォントが必要となります。

Note利用できるフォントファイルを確認する方法

LaTeXで利用できるフォントファイルを確認するには、ターミナルで以下のコマンドを実行します。

Windowsの場合

Terminal
Get-ChildItem C:\Windows\Fonts | Select-Object Name

macOS/Linuxの場合

未確認ですが、以下のコマンドで確認できると思いました。

Terminal
ls /Library/Fonts/

参考