Installation

🇺🇸 English Version / Available in English

For the English version, please refer to the installation.qmd page.

Leaf Shape Analysis Tool のインストールおよび使用方法は、次の 3 通りです。

上から順に、実行難易度が低い方法となります。


スタンドアロンアプリ(一般ユーザー向け)

GitHub の Releases ページから、最新リリースをダウンロードしてください。
Windows では LeafShapeTool.exe、macOS では LeafShapeTool.app を実行することでツールを起動できます。

Python 環境の構築は不要です。


セットアップスクリプト(再現性重視)

GitHub リポジトリをクローンし、同梱のセットアップスクリプトを用いて環境を構築・起動します。

Windows

git clone https://github.com/maple60/morphometrics-tool.git
cd morphometrics-tool
setup\setup_windows.bat

macOS / Linux

git clone https://github.com/maple60/morphometrics-tool.git
cd morphometrics-tool
bash setup/setup_unix.sh

git がインストールされていない場合

以下の公式ドキュメントに従って Git をインストールしてください。

または、以下のリポジトリを ZIP 形式でダウンロードし、手動で展開しても構いません。


手動セットアップ(開発者・上級者向け)

スクリプトを使用せず、環境を一から構築する場合は、以下の手順に従ってください。

1. 事前準備

以下のソフトウェアがインストールされていることを確認してください。

ソフトウェア 説明 確認コマンド
Python (≥ 3.12) 環境全体の基盤となる実行環境 python --version
uv 仮想環境の作成および依存関係のインストールに使用 uv --version
Git SAM2 リポジトリのクローンに使用 git --version
curl または PowerShell SAM2 チェックポイントデータのダウンロードに使用 curl --version または powershell

macOS および Linux では、PowerShell の代わりに curlwget を利用できます。

2. プロジェクトディレクトリへの移動

cd path/to/morphometrics-tool
コマンドプロンプトの開き方(Windows)

エクスプローラーでプロジェクトフォルダを開き、アドレスバーに cmd と入力すると、そのディレクトリでコマンドプロンプトを開くことができます。

Python の事前インストールは不要

uv が自動的に Python 仮想環境を構築するため、システムに Python が事前にインストールされていなくても問題ありません。


3. 仮想環境の作成と有効化

uv venv

続いて、仮想環境を有効化します。

  • Windows:
.venv\Scripts\activate
  • macOS / Linux:
source .venv/bin/activate

.venv ディレクトリがプロジェクトフォルダ内に自動的に作成されます。

4. 依存関係のインストール

uv sync

このコマンドにより、uv.lock に記録されたパッケージがすべてインストールされます。
uv.lock が存在しない場合は、pyproject.toml を基に依存関係が解決され、新しいロックファイルが自動的に生成されます。

pip ユーザー向けの代替方法

requirements.txt も同梱されています。 pip を利用する場合は、以下のコマンドで依存関係をインストールできます。

pip install -r requirements.txt

uv sync の使用が推奨されますが、uv が利用できない環境ではこの方法を使用してください。

5. SAM2 のクローンとインストール

Step 5.1 — SAM2 リポジトリのクローン

git clone https://github.com/facebookresearch/sam2.git

Step 5.2 — 開発モードでのインストール

cd sam2
uv pip install -e .
cd ..
開発モード(editable mode)について

開発モードでは、ソースコードを直接参照して動作させることができ、修正内容が即座に反映されます。

6. SAM2 チェックポイントのダウンロード

SAM2 モデルを使用するためには、複数のチェックポイントファイルが必要です。
以下のリンクから手動でダウンロードし、sam2/checkpoints/ ディレクトリに保存してください。

モデルの詳細については、次の公式ドキュメントを参照してください。

macOS / Linux、または Bash を使用可能な Windows 環境では、次のコマンドにより自動でチェックポイントを取得できます。

cd checkpoints && \
./download_ckpts.sh && \
cd ..

7. アプリケーションの起動

環境構築が完了したら、以下のコマンドでツールを起動します。

leaf-shape-tool

または、開発ディレクトリから直接起動する場合は以下を実行します。

python -m leaf_shape_tool

uv がインストールされていない場合

pip により uv をインストールしてから、上記の手順を実行してください。

pip install uv

そのほかのインストール方法など詳細については、公式ドキュメントを参照してください。

Git がインストールされていない場合

以下の公式ドキュメントを参照して Git をインストールしてください。

または、次のリポジトリを ZIP ファイルとしてダウンロードし、手動で展開してください。